いじめを乗り越えて人生を幸せに生きるための方法

いじめ体験、その後遺症をどう乗り越えてきたか、人生を幸せに生き直すためのコツを紹介しています。

エゴとの対話 その2

「エゴとの対話 その1」で紹介した話は、
どんな人の心にも宿るエゴが、いかにずる賢く人の心に巧妙に紛れ込んで、
人を騙し行動をコントロールしようとしているのかということを伝えるために
私が寓話として作ったものです。

 

エゴは、人間の欲、劣等感、罪悪感、死への怖れ、孤独、自責の念、喪失感、虚無感、羞恥心、執着、自己犠牲など様々な弱みにつけこんで、それを餌にして近づいてきます。

 

人間が本能的に恐れるネガティブなもの見せたり、想像させたり、何かを正義と誤解させることで、その人の心をコントロール、支配することを得意としているのです。 

 

また、そうやって人を一定の思考パターンに嵌め、変化、進化を止めるような働きをすることもあります。

 

以前私に自殺しかこの窮地から救われる方法がないと思い込ませたのも、
実はこのエゴの仕業です。人を自殺に導いているのは実は心の中のエゴなのです。

 

ただ、エゴの最大の弱点には、肉体がないため、宿っている人の心に同化することによってしか自分の存在を保持できない、力を持てないという点があります。

 

まるで寄生虫みたいな存在ということです。

 

実体はないのに、人にある一つの考えを正しいと信じ込ませて、
肉体を乗っ取ろうとしているのです。

 

そのため、いかに気づかれずにその人の心に同化するかということを
常に狙って目を光らせています。

 

でも、エゴの最大の弱点は、
エゴそれ自体では機能できないということです。
エゴにコントロールされたり、騙されたりしないように、
それを自分で罠だと見抜くことできれば全く影響を受けずに済みます。

 

例えば、エゴの仕掛ける罠の一つに、
憎しみの感情を利用するという場合があります。

 

憎しみがただ心に湧くことは人間であれば誰にでも起こりうる自然な反応です。

 

でも、もしその憎しみが人の身体に同化して、
他者を攻撃するために何らかの暴力に至った時、
憎しみという感情が、人の心を通して肉体を借り、
それを現実の世界で表現したという見方になります。

 

つまり、憎しみの感情という実体のないものが、
現実のこの世界に物理的に何かしらの影響を与えたという意味で、
その感情を抱いた人をコントロールしたと私は見ます。

 

たとえ心に憎しみという感情があったとしても、
そこからどう行動するかは自らの意志で決定できると考えるのが普通です。

 

でも、多くの人は自分の意志が実は自分の意志ではないということに気づかず、
エゴの罠に嵌って無意識に感情やエゴの言う考えに従って
行動していることがあるのです。

 

感情や考えというそれだけでは力を持たないのものが、
それに騙された人、無意識でいる人に使われてしまった場合、
自覚がないまま簡単にコントロールされてしまうのです。

 

だから、このことはよく注意する必要があります。
 

エゴの罠を見抜くには、常に意識的であることが大切です。

 

それに、エゴはよくご褒美として、
お金や理想像、優越感、物質的な豊かさ、他者からの承認、仲間、名声、権威、地位、権力などをちらつかせてくることがあります。

 

でも、どれも本当の意味で人を幸せにするものではなく、
純金に見せかけただけの、単なる金メッキされた石を、
さも本物の金であるかのように売りつけているのです。

 

その偽物の金に支払う代償は、
その人の人生のすべてであったり、人の命、魂であることもあるので怖いのです。

 

エゴが仕掛ける罠、まやかし、幻に一度でも気づくことができれば、
段々とそのエゴの癖、傾向、計略が見抜けるようになってきます。
これは経験によって自然と培われていきます。


今回の寓話ではわかりやすく伝えるためにとても簡単な内容にしていますが、
実際、現実ではもっと複雑なことが何層にも絡まり合っていることも多いのです。

 

一つ自分が騙されていたエゴの罠に気づけたと思ったら、
またその下にまだ何層にもわたってそれに関係する罠が
いくつも埋まっていることはよくあります。

 

このエゴの罠に騙されて起こる悲劇の最たるものとして、
自殺、戦争や殺人、虐待といったものがそれにあたります。

 

それに加担している人たちは、
そのことに全く気づかず、上手くエゴによってコントロールされているのです。

 

本当に悲しいことですが、エゴの操り人形のように生きているのです。

 

自分の行動を決めているのが、
自分ではなくエゴの場合もあるということを知っているのと知らないのとでは、
人生を生きる上で大きな差が生まれます。

 

だから、少しでも自分の中に眠るエゴという存在に気づき、
それに騙されないようにと生きて欲しいという願いから
私はこのような話を作り紹介してみました。