いじめを乗り越えて人生を幸せに生きるための方法

いじめ体験、その後遺症をどう乗り越えてきたか、人生を幸せに生き直すためのコツを紹介しています。

自分と仲直りをする その2

私の人生にいじめられるという体験が起きたことを失敗、間違い、
いけないことだったと思うことをやめました。

 

そういうことが起きたという事実をただ受け入れるだけ、
それが「良いことだ」もしくは「悪いことだ」という判断を下すことをやめました。

 

そうしたら、私は自分の人生すべてを否定しようと思わなくなりました。

 

私の中では多少完璧じゃないと思う部分もあったけれど、
自分の中でいじめという体験があってはならなかったと決めつけないようにしようと思いました。

 

自分の生い立ちや経験してきたことを思えば、
十分起こりうる、予測できることだったと思うことにしました。

 

なるべくしてなったこと、
それ以外の人生を私は生きられる段階ではなかったのだと思い、
過去の体験がどんなひどいものであったとしても、
ただそれを受け入れようと思いました。


そして、その時、それまで私が自分の非を認めることを拒み続けていたのは、
もしそれを非だと認めたとしても、
それを私自身が許してくれないだろうと思っていたからでした。


よく小さな子どもが何か失敗や悪いことをしてしまい
謝りたい気持ちはあるのに、
そのことを親に言ったら怒られるだろうとわかると、
本当のことを隠して嘘をついたりする心理に似ていました。

 

私はずっと自分に対して嘘をついていたのです。
 

私は本当は心の奥底で自分の人生がこのようになったのは、
自分が招いたことだということに気づいていました。

 

私は自分の人生にいじめという体験を引き寄せ、
その苦しみを与えたのは自分自身だということを知っていました。

 

でも、もしそれを認めて自分に謝ったとしても、
自分の中のもう一人の自分が許してくれないだろうと
思っていました。
 

もう一人の自分に対して、
私が与えてしまった人生がひどく苦しみに満ちたものであったことは
共に見てきて感じてきたので当然知っていました。

 

だから、私はもう一人の自分に対して、
そんな人生にしてしまったことを申し訳なかったと言って謝ったところで、
きっと許してはもらえないように思えたのです。

 

でも、私が良い悪いの判断をせずに、
ありのままの自分の姿、そしてこれまでの人生を
受け止めるという気持ちになれた時、
もう一人の自分が不思議と寄り添ってくれるように感じられました。

 

自分の中にあるどんなネガティブな感情すらも受け止められる
心のゆとりがその時生まれていたからなのかもしれません。

 

そして、私は自分自身を許し、
そしてもう一人の自分に許されたと感じることができました。

 

やがて、それまで全くなかった自分に対する同情心にも似た気持ちが起こり、
自分をより一層理解しようとする心も芽生えました。

 

それは、悲劇のヒロインを気取ろうとしたり、自己憐憫に陥るのとは違って、
自分のすべてに対して同情するのではなく、
全体を見て、「ここは理解できる」、「ここは同情できる」といった感じで、
なぜか自分をそれまでよりも冷静に分析することができました。

 

さらに、その理解とともに、段々と自分に対する愛情、「自己愛」も生まれてきました。

 

「これまで私はできる範囲で一生懸命頑張って生きてきたんだね。辛く悲しいこともあったけれど、仲直りをしてこれからもう一度共に人生をやり直そう!」と自分に語りかけられるような気持ちになれました。

 

それが、それまでずっと心の中で分離、対立していたもう一人の自分、
それまでずっと自分の心の中にあった二つの自分が初めて和解した瞬間でした。

 

それがきっかけとなって徐々に葛藤から解放され始め、
精神病が少しずつ自然治癒していくようになりました。