いじめを乗り越えて人生を幸せに生きるための方法

いじめ体験、その後遺症をどう乗り越えてきたか、人生を幸せに生き直すためのコツを紹介しています。

いじめによる負の連鎖

私はいじめられていた当時、
心の中で「お前も誰か他の人をいじめたらいい。」
という悪魔の囁きのようなものを感じました。

 

これは自分の内から湧き起こったものでしたが、
いじめる人たちの目的の一つに、
「お前も人をいじめろよ!」というようなはっきりとはわからない
そんな意図も感じました。

 

「そうすれば、楽になるよ。」という甘い誘い文句が
ふいに心に浮かぶことがありました。

 

私は、それが自分の心に浮かんだ瞬間、
「私は絶対お前らなんかみたいにならない!」と抵抗しました。

 

いじめる人たちと同じようになれというのは私にとっては
屈辱的なことだったからでした。

 

「それが目的なら、私は絶対に従わない!」と
強く思っていました。

 

でも、私はある時期から自分でも気づかぬうちに、
段々と他者を苦しめるような行動を無意識に取るようになっていました。

 

意識的にはそんな風になりたくないと思っていましたが、
いつの間にか周囲に怒りや憎しみ、
不幸を回りにまき散らすような存在になっていきました。

 

また、他者の欠点を目ざとく見つける変な癖も持つようになりました。

  

そういった差別的な目で周囲を見るようになり、
もし誰かに欠点と思えるようなものが見つかると、
心の中でどこか安心したりもしていました。

 

悪く言うと人の不幸を喜ぶようなそんな卑しい心が
いつの間にか育っていました。

 

その当時を振り返ってみると、悪に引きずり込まれる力、
負の引力というものはとても強いのものなんだということを感じました。

 

頭の中では、いじめによる負の影響を引き継がない、
連鎖を止めることを願っていても、本人も気づかぬうちに、
その渦の一部にされていることがあるという怖さをその体験から知りました。

 

よく親に虐待された子どもが、
やがて大きくなって親になった時、自分の子どもを虐待してしまうケースというのは、
もしかするとこれに近い心理状態なのかもしれないということを思いました。

 

いじめ体験による負の連鎖を自分で止める、
それ以上周囲に広げないようにするというのは、
そんな生易しいものではありませんでした。

 

その後、そこから完全に抜け出すには、それなりの時間が必要でした。