いじめを乗り越えて人生を幸せに生きるための方法

いじめ体験、その後遺症をどう乗り越えてきたか、人生を幸せに生き直すためのコツを紹介しています。

自分の心身をケアすることから その1

私は社会人になった後、自尊心、自己肯定感が低かったため、
「自分自身の心身をケアしようとしない=自分に無理をさせてしまう」
という状態が続いていました。

 

例えば、仕事が忙しく残った仕事を家に持ち帰ったり、たまに会社に泊まって徹夜をしたり、3~4時間の睡眠時間で数か月間も仕事をし続けたりするという日々を送っていました。
また休日はそのせいでどこか出かけようという気力も起こらず、体力の回復のために家で過ごすことがほとんどでした。

 

また、深夜近くでも休日でも関係なく仕事の電話が入ることもあり、仕事とプライベートの境界線が曖昧で気の休まる時がなく、とてもストレスフルな状態でした。

 

そういったことが積み重なり、家に帰ってから母に愚痴や不満を漏らすことも多かったのですが、いつも転職するという勇気は持てずにいました。会社の不満は口にするのに辞めないという優柔不断な状態がしばらく続いていました。

 

度々転職したいという思いは起こっていましたが、次に勤める転職先が見つからないという不安や周囲からの反対もあり、その仕事環境の中で恵まれている点を見つけては、まだここにいた方が安心だと思ってずるずると居座り続けていました。

 

そして、日頃の過労が祟ったせいか、病気を発症し手術一歩手前まで悪化させてしまいました。
またその時も休みを取れず、病院で診察を受けて痛み止めを処方してもらい、午後から会社に出社し、本当に自分に鞭を打って働かせていました。

 

それでも、変わらずに仕事を続けた結果、ある日、朝パソコンの前に向かった瞬間、手が突然動かなくなるということが起きました。

 

自分の意志では動かそうとしているのに、指先から腕全体がまるで固定されたかのように全く動かなくなりました。しばらく深呼吸して心を落ち着けてから再び動かそうとしたら元通りになりましたが、精神的、心理的なものが原因かもしれないと察しがつきました。

 

その出来事を機に、自分の心と身体がもう限界に来ている、SOSを発しているということがようやくわかりました。

 

最終的に、もうこれ以上自分に無理はさせられないという気持ちになり、後に転職するという道を選ぶことになりました。

 

ただ、そこに至るまでに散々自分の心身を痛めつけていた自分がいました。

 

また会社を辞める際も、上司や家族からの反対を受けました。上司からは「逃げている」という言葉まで言われましたが、私の心は怒りと悲しみで溢れていました。

 

「こんなに身体を壊す程働いているのにそれでもまだ働けっていうの‥‥。」と。

 

その時、「周囲は好き勝手言うけれど、一番犠牲になっているのは私だ。周りは自分のことしか考えてない。自分の苦しみを理解し、自分をこの状況から救えるのは自分しかいない!」と思うことで気持ちを奮い立たせ、誰が何と言おうと転職すると決めました。

 

「自分のことを誰よりも一番に大切にしよう。優先してあげよう。」とこの時初めて強く思えました。

 

そして、会社には転職を告げてから、後は何とかなると信じて次の転職先を探し始め、両親にも事後報告で辞めることを伝えました。

 

その体験を振り返ると、自尊心や自己肯定感、そしてここでもすべて自分に対する自己愛が欠けていたため、そのような環境に長く身を置いていたということがわかりました。

 

自分の中で沢山の仕事をこなさないと評価されないという強迫観念もどこか持っていたため、自分を忙しくさせていたのだとも思いました。

 

限界に来るまで無理をさせ、初めて自分の心身の状態に目を向けるというのも、日頃どれだけ自分をないがしろにしていたのかということがよくわかりました。

 

本来は小さな警告やSOSに気づいて、その状況を改善させることがベストだったのだろうと反省もしました。

 

やがて、そういった経験や反省からどんどん自己愛が高まるにつれ、自分はこれ以上は辛いな、無理をしているなということが敏感に感じられるようになりました。その線引きを周囲に対して少しずつ主張したり、自分が心地よいと感じられないことは積極的に排除するようになっていきました。

 

仕事も自分が全部抱えて必死になってやらなくても、周囲がそれをカバーしてくれたり、助けてくれたりするという場面も増えてきました。

 

今まで自分を無理させていた時、「全部自分でやるから助けないで!」というプラカードを掲げていたんだということにも気づきました。

 

周囲に何かを反対されたり、助けてもらえなかったりするという現実が起きていたのは、自分自身で助けを受け入れることを許せなかった、どこか心の奥で拒否していて、自分はそれを受け取るに値しないと思い込んでいたからだったと気づきました。

 

自分が自分自身をどのような存在と見ているか、評価しているか、普段どのように自分を扱っているのかということが、周囲の現実、他者からの反応、環境としてはっきりと示されていました。

 

私はその後も転職を何度か経験しましたが、その度に自分が心地よく働ける環境、勤務時間、仕事内容、報酬などというものがより一層鮮明になっていき、徐々にそれに合った望むものを手にしていけるようになりました。

 

そのことから、まず生きる基盤である自分自身の心身の声に耳を傾け、自分を一番大切に扱うということから始めてみるのがよいと思いました。

 

次回「自分の心身をケアすることから その2」に続きます。